「セールスライター」=「単独で活動する」イメージが強いがそうではない。
セールスライターは不自由な生き物。
- クライアントやコンテンツホルダーがいなければ成り立たない
- デザイナーがいなければテキストしか作れない
周囲に依存してビジネスを展開していく必要がある。
よく言われる謳い文句である
・PC1台で
・好きな人と
・好きな場所で
・好きな時間に
そんなスタイルが確立できているのは全体の2〜3%の印象。
その原因はスキルの偏り
「ライティングの勉強はするけどそれ以外はからっきし」な人がとても多い。
「案件獲得スキル」や「マネタイズスキル」が非常に弱い。
「反応を上げるコピーの書き方」についての教材は多いが
「案件獲得」について解説された教材はほとんど存在しない。
すでに「ライターとしての居場所」がある人であればライティングをひたすら磨くという選択もアリ。
そうではなく、あくまで個人で活動していくのであれば、まずは『人間関係を広げていくこと』が重要。
人間関係を広げていく
「クライアント探し」ももちろんその1つ。
しかし、ピンポイントでクライアントになりそうな人を集めようとすると出会える確率が低いため、もう少し枠を広げて次のようなカテゴリーに該当する人と繋がっていくことを意識する。
- 集客が得意な人
- 対面セールスが得意な人
- 制作が得意な人
- 商品を持っている人
この4属性が、セールスライターとして活動していく上で
「関係を作っていくべき属性」 になる。
それぞれを簡単に補足すると
1.集客が得意な人
リストを持っている人、リストを集められる人。
集客方法はとりあえず何でもいいので「人を集めるスキルがある人」。
この属性は最もクライアントになりやすい。
2.対面セールスが得意な人
1対1の対面セールスができる人、またはセミナーセールスができる人。
この属性もクライアントになり得る。
3.制作が得意な人
ここはライターやデザイナーなど、制作に特化した人。
この属性の人は直接的なクライアントにはなりづらいが、横の繋がりとしてクライアントを紹介しあったりできる。
特にライターとデザイナーは相性が◎。
4.商品を持っている人
何か売る商品やサービスを持っている人。
当然、クライアントになりますが、その場合「1」の集客スキルを持った人がいないとなかなか展開しづらい。
この4属性に絞って関係を構築していくこと。
駆け出しのセールスライターはこの4属性の人と徹底的に繋がっていくことだけ意識するのが得策。
(該当しない人と繋がってももちろんいいが、「案件を取る」という意味では効果的ではない)
最も仕事をもらいやすい人は記載したとおり「1」の集客が得意な属性になり、この属性はいわゆる「マーケター」と呼ばれるタイプの人や「広告代理店」なんかも当てはまる。
彼らは基本的にコピーを書ける人を常に求めている。
ライティングにそこそこでも自信があるのなら広告代理店と絡んでいくと比較的スムーズに仕事が取れたりする。個人で広告運用をしている人なんかが狙い目でありオススメ。
すべての属性は単独では生きていけない。
そして、重要なこととして
基本的にはどんなビジネスでも1〜4の属性がチームを組んでビジネスをしているイメージ。
(強いて言うなら2は必須ではないが、いると強力)
セールスライターに限った話ではなく全属性において、単独では成り立たない。
ただ、たとえば「コピーも書けるし、広告も使える」というような1と3の要素を合わせて持っている人もいたりする。
そういう人はとりあえず売る商品さえ見つけてしまえばビジネスを成り立たせることができる。(アフィリエイトなんかが当てはまる)
セールスライターとして成果を出していくなら
そう考えると、コピーの仕事を取りたい人は、まず1「集客ができる人」。
次に4「商品を持っている人」と繋がっていくのが効率的といえる。
駆け出しセールスライターの人が想像している「クライアント」は商品をすでに持っていて、集客もできて、デザイナーもいて、あとはコピーだけ みたいな人(つまりは1〜4ほぼ網羅している人)を想定している。
言うまでもなくそんな人にはなかなか会えない。
それであれば、すぐに仕事には繋がらなくてもいいと割り切ってみる。
間接的でも、時間差があっても仕事に繋がる可能性が高い人と繋がっていく(連絡先を交換して定期的に連絡してみたり)のは一見地味だが、とても大事なプロセスになる。
すると、自分が直接クライアントを取れなくても知り合ったデザイナーから
「この案件のデザインをお願いされたんですがコピーの方お願いできませんか?」
みたいな話が来る可能性もある。むしろそういう展開を意図的に狙っていくこと。
これまで「一本釣り」を狙っていた活動が「仕掛け」をばら撒いていくイメージに変えていく。
そういった俯瞰した視点をもって活動すれば一喜一憂することなく活動を継続できる。