しくじって契約解除された話

ライター向け
Cancelled rubber stamp. Red cancelled rubber grunge stamp vector illustration - Vector

北海道で引きこもって仕事をしていた時代、珍しくオフラインで知り合ったクライアントがいました。

 

その方はアパレルのECとメディア運営をしている人で個人で運営をしていて、年商2000万円くらいの事業を作っている方で、

 

その方からメディア運営の方、具体的にはFBグループやメルマガの配信を3日に一度程度配信して月額5万円、という仕事を受けることになりました。

 

当時の僕にとっては珍しい物販系の案件で新境地の仕事だったため、かなり気合いが入りました。

 

実際に配信をスタートしてから2週間ほどはなかなか順調でした。

 

文字数にして確か2000文字以上くらいだったと思いますが投稿をすることで、エンゲージメント(いいねやコメント)もありクライアントの反応的にも上々で、「さすがプロですね!」なんて言われていたのですが、事件が起こります。

 

3週間目くらいに差し掛かった頃、

「ずっとボリューミーな配信ばかりしていたから試しに一度サクッとした配信をしてみよう」

と思い、結構短め(500文字ないくらい)の投稿をしました。

 

投稿をした瞬間、クライアントから連絡があり「これなんですか?手抜きじゃないですか?」というメッセージが届きました。

 

この瞬間、やってしまったと。これ、ダメなパターンだ、と。

 

僕の気持ちとしては手抜きという意識は一切無くていつもとは違った配信をして、読者の反応の違いを見てみようという”テスト”的な意味合いだったのですが、それを手抜きと捉えられてしまったのです。

 

けど、ツッコミを受けた”後”にその理由を伝えても、クライアントからすると言い訳にしか聞こえないわけです。

 

しかも、その短めの投稿が読者の反応的にも非常に微妙な結果で「ほら、やっぱり手抜きじゃないですか」と。

 

「うちの媒体でそういう適当なことをするのをやめてください」とも言われ、ここまでくるとこちらとしてはかなり厳しい状況です。

 

結局、その出来事をきっかけに1ヶ月も経たずに契約解除になってしまいました。

 

しかもこのクライアント、紹介で知り合った人でした。。

 

僕は紹介してくれた人の顔に泥を塗る行為をしてしまい、このときの申し訳無さといったらありません。

 

たとえ、自分にそのつもりがなくても「手抜きだ」と感じたら、それがクライアントにとっての事実です。

 

僕が「ほうれんそう大事だよ」というのもこういう出来事が、過去これの他にいくつもあったからです。

 

「今回はテスト的に短めの投稿をしてみます」と一言、あらかじめ伝えておけば契約解除は回避できたかもしれません。

 

単純にもっとコミュニケーションをしっかり取っていれば回避できたかもしれません。

 

「この人のやることはすべて受け入れる」と思わせるほどの信頼関係を築けていれば問題なかったかもしれません。

 

こういう「ライティング」以外の部分こそクライアントとの関係性に強く影響してきます。

 

ライターはある意味ライティングができて当たり前。
それ以外の部分にも気を配っていくことが大事ですね。

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